物流効率化とは~物流コストの観点~
- 2018/6/15
- 倉庫空間活用
物流効率化とは
物流効率化の中で、重要な指標が物流コストの観点になります。
物流コストの削減が物流効率化という考え方があります。
これは、一旦は物流コストに置き換えてる形になり、「物流コストで管理することで、効率化を実現する」という手法です。
主要企業の売上高に対する物流コストは取り扱う製品や業界により変わりますが、5%程度ではないかといわれております。
物流にさほど力を入れてない会社は物流コスト10%に達するケースもあります。
ポイントは、物流コストの可視化、物流管理指標の導入です。
物流コストとは~動脈物流コストと静脈物流コスト~
物流コストは動脈物流コストと静脈物流コストに大きく分けられます。
動脈物流コストとは、原材料、半商品、完成品とそれらに関する情報を生産地から消費地まで移動、保管させる際にかかる一連のコストをいいます。
ちなみに輸送は物流の最も顧客となる基本部分となります。一般に物流コストの50%以上が輸送費と言われてます。
静脈物流コストには返品、返送物流費、回収物流費、リサイクル物流費、廃棄物流費などがあります。
上記の動脈物流コスト、静脈物流コストがメインのコスト指標になります。
具体的に、物流コストを削減するためにロジスティックイノベーション(物流の技術革新)から生まれたマテハン機器を利用することはコスト削減、効率化の上で重要となります。
保管機器をうまく活用
物品を段ボール箱単位で高積みすると、下の段ボールに負荷がかかるため、物品の破損、荷崩れなどの原因になることがあります。下段の保管物を取り出す際にも上段の保管物を通路などに仮置きする手間も生じてしまいます。
そのため、物流効率の向上を視野にラックを導入するケースが多々あります。
ラック選びには、入出庫に際にラックが揺れたり、ラック自体に歪みやガタつきが生じないようチェックする必要があります。
主要なラックとしたら固定ラック、移動ラック、流動ラック、回転ラックなどがあります。
段積みでの保管から固定ラックの設置で、高積みの解消、倉庫の空間活用、通路への仮置き解消できます。
物流効率化まとめ
物流コストの中でも、動脈物流コストが比重が高い
動脈物流コスト削減のために、ラック導入は重要
固定ラックの設置で、高積みの解消、倉庫の空間活用、通路への仮置き解消